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mini-2『著作権発展本 ~私的使用のための文章図画複製~』
くむ組む
@kum_kum
参加者
クム@kumajoi
2018年秋の技術書典5(技術書オンリーイベント)で頒布された冊子「技術と法律2018」に執筆した内容を、くむ組む用にちょっとリライトしました。
「技術と法律」は、「エンジニアも、法律家も、お互い'Code'を武器に仕事しているのだから、もうちょっと仲良くなれないかな…!」という考えの中で発刊されている同人誌です。実際によく考えてみると、技術と法律はすごく密接な関係があります。
技術が発展することで、世の中は成長していきますが、技術の発展により可能なことが増えると、法律制定時に想定していた可能範囲を超えるため、技術の発展と同様、法律も発展していきます。技術の発展にともなう法律の発展は、さまざまな法律で見ることができますが、身近で分かりやすい例が著作権法第30条(私的利用のための複製)です。
例えば、書籍を複製したいと思ったとき、今ではコンビニでコピーしたり、スマホで写真を撮ったり、いろいろ方法があります。しかし、現在のトナーや感光ドラムを利用するPPC複写機が普及する前は、青焼きのジアゾ式複写機であり、それより前となると、そもそも出版するための凹凸ある活版を持っている必要があり、個人で複製するのは難しい状態でした。
私的利用のための複製に関する法律は、活版印刷時代からスタートし、さまざまな改正を得て現在の法律になっています。その結果、なんとも分かりづらい法律になっていて、こんがらがった感じが自分のお気に入りです。
どのようにこんがらがっているのか、どのような経緯を得て、現在の法律になったのかを見ていきます。
「技術と法律」は、「エンジニアも、法律家も、お互い'Code'を武器に仕事しているのだから、もうちょっと仲良くなれないかな…!」という考えの中で発刊されている同人誌です。実際によく考えてみると、技術と法律はすごく密接な関係があります。
技術が発展することで、世の中は成長していきますが、技術の発展により可能なことが増えると、法律制定時に想定していた可能範囲を超えるため、技術の発展と同様、法律も発展していきます。技術の発展にともなう法律の発展は、さまざまな法律で見ることができますが、身近で分かりやすい例が著作権法第30条(私的利用のための複製)です。
例えば、書籍を複製したいと思ったとき、今ではコンビニでコピーしたり、スマホで写真を撮ったり、いろいろ方法があります。しかし、現在のトナーや感光ドラムを利用するPPC複写機が普及する前は、青焼きのジアゾ式複写機であり、それより前となると、そもそも出版するための凹凸ある活版を持っている必要があり、個人で複製するのは難しい状態でした。
私的利用のための複製に関する法律は、活版印刷時代からスタートし、さまざまな改正を得て現在の法律になっています。その結果、なんとも分かりづらい法律になっていて、こんがらがった感じが自分のお気に入りです。
どのようにこんがらがっているのか、どのような経緯を得て、現在の法律になったのかを見ていきます。
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